スペインとパリ
3日目 「セゴビア観光」
2003.9.14 その3

 
 
 
 
セゴビア旧市街

 
 世界遺産に指定されているのは「セゴビア旧市街とローマ水道(Old Town of Segovia and its Aqueduct)」となっているので、水道橋だけでなく旧市街も歩いてみました。

 このセゴビアという街ですが、水道橋が造られた2000年前から存在していたものの、13〜16世紀に繁栄したようです。 30もの聖堂などが建てられた13世紀が最も栄えていたようで、そのうちの20もの聖堂が現存しています。
 水道橋からアルカサールまでの道は、セゴビア観光の中心ではありますが、旧市街まして5・600年前の街だけあって道は細いです。 道の雰囲気はモンサンミッシェル(フランス・大西洋岸)に上る道に似ていて、金毘羅さんの参道みたいです(センスのなさにご勘弁を)。


 
 
 
 
1.San Martin(サン・マルティン)教会
サン・マルティン教会

 
 両側に土産物屋や飲食店が並ぶ細い道を進んでいくと、少し開けるのがサン・マルティン広場で、記念写真を撮る人々、外に並んだカフェのテーブルでくつろぐ人々。 そこにそびえるのがサン・マルティン教会で、似たような壁色をした建物が並んではいますが、やはり塔屋がある教会は別の雰囲気です。 通りに面している柱廊式玄関(左下の小さいアーチが並んだヒサシの部分)が特徴です。

 
 
 
 
 
2.Catedral(大聖堂)
カテドラル

 
 さらに道を進んで大きく開けたところがマヨール広場で、400年ほど前の17世紀の都市計画に基づいて造られたそうです。 その南側に面しているのがカテドラル(大聖堂)です。 広場に面しているのは、背部の聖所の方で、入口はもう少し先にあります。
 館内は撮影禁止だったのですが、外観からわかる通りの大空間で、日本では見たことがない五廊式でした。 また常設なのか企画展だったのかわかりませんが、生誕や磔(はりつけ)、復活などキリストの様々な場面の像が展示されていました。 本来は入館は有料のようですが、特別な日だったからか無料で入れました。

 
 
 
 
 
3.San Andres(サン・アンドレス)教会ほか
アルカサール

 
 さらに進むとサン・アンドレス教会が見えます。 またこの細い道に面した家の中には、写真右のような壁面をしたものが見られます。 凝った紋様が彫り込まれています。

 
 
 
 
 
 
4.Alcazar(アルカサール)
アルカサール

 
 旧市街がある小高い丘の突端にあるのがアルカサールです。 水道橋のある窪地からアルカサールの背後へは徐々に登ってくるのですが、この突端は断崖になっていて、天然の要塞だったようです。
 城としては12世紀ごろから存在していたようですが、現在のような姿になったのは1590年のこと。 当初は城塞として、その後は王宮、また砲術学校などとして使われていました。
 いわゆる西洋のお城の一例みたいな雰囲気ですが、白雪姫に出てくるお城のモチーフになったそうです。 たまたま停めてあったフェラーリ360モデナと合ってる?

 
望楼壁面の装飾 望楼の上 望楼から見た大聖堂
望楼壁面の装飾 望楼の上 望楼から見た大聖堂
 
 望楼に載っている円筒を裏から見ると、円筒じゃなくて半円だったんですね。 高い建物がないので眺めがよく、旧市街の真中には大聖堂がそびえていました。
 館内は、船底を模した天井に細かい装飾がされていたり、彩色ステンドグラスが輝いていたりしますが、当時のものは1862年の大火事でほぼ全焼し、1940年ごろから当時の姿を再現すべく修復されたものです。
下段アーチ 上段アーチ 導水部
ガレー船の間 凝った天井 ステンドグラス 甲冑

 
 
 
 
 
3日目その1
 セゴビアへの道
3日目その2
 セゴビア水道橋
3日目その3
 セゴビア旧市街

 
 
 
 
 
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