スペインとパリ
4日目 「スペイン国内移動」
2003.9.15 その2

 
 
 
 
 
 
Valencia Nord(バレンシア・ノルド)
駅舎外観左側 駅舎外観中央部 中央扉とレリーフ
駅舎外観左側 駅舎外観中央部 中央扉とレリーフ
 
 バレンシアは単なる乗り継ぎ駅のつもりで、1時間弱どうやってヒマを潰そうかと考えていたのですが、実はこの駅は素晴らしい建物でした。 誰が設計して何年前に建てられたとか全くわからないのですが、実は明日見ることになるバルセロナの建物の序章だったのです。

 逆光でうまく写真が撮れなかったのですが、いい雰囲気の外観です。 おなじみバレンシア・オレンジの本場だけあって、オレンジが至るところにモチーフとして使われています(オレンジ色の丸っこいもの)。 他の方のHPですが、こちらのページの一番下に全景が写っています(トップページが見付からなかったので、無断リンクでごめんなさい)。

切符売り場 天井と柱頭
切符売り場 天井と柱頭
 
ステンドグラス  行き止まり式ホームのあるドームは特に見るべきものはないと思いますが、特筆すべきは切符売り場!! 天井や柱はタイルで装飾され、ステンドグラスも輝いています。 ここにもオレンジが。

 ホームのドーム内にはプレファレンス・クラス(1等車)用の待合室があり、切符を見せて入るとソファーやカウンターテーブルに座ることができ、コーヒーやジュースが飲み放題でした。

ステンドグラス

 
 
 
 
 
 
Euromed(ユーロメッド)
C2(Frontview) C2(Backview)
Euromed(ユーロメッド)号 広いレール間隔
 
 バレンシア〜バルセロナを結ぶ高速列車がEuromed(ユーロメッド)号です。 イタリア電車をベースにしたと思しきAlarisに対して、こちらはフランスのTGVをベースにした車両のようです。 テレビモニターこそ付いていたものの、車内の作りはTGVそっくりでした。
 スペインの鉄道はレールとレールの間隔が1668mmと、とても広いのです。 ちなみに新幹線を除くJR線など日本で標準的な間隔は1067mm(新幹線は1435mm)で、スペインのレール間隔は日本の1.5倍なのです。 その割に、車体は日本の電車と同じぐらいなのですが・・・。
真っ青な地中海
 荒野を突っ走るAlarisの車窓とは違い、Euromedの車窓は、市街地を過ぎると田園風景が広がり、小さな街を通り過ぎたかと思えば高速道路と並走したり、海を望んだりと、どちらかといえば日本に似た雰囲気です。 ただし田園風景はバレンシア・オレンジの果樹園だったり、海岸沿いは地中海のリゾート地だったりします。

 バレンシアから走ること370kmほど、例によって供された軽食を食べながら、3時間弱でバルセロナに到着しました。

真っ青な地中海

 
 
 私がスペインに行った2003年9月時点では、この経路がマドリッド〜バルセロナの鉄道による最速移動手段だったのですが、その直後の10月か11月頃に新幹線か短絡線かが開通し、現在では4時間半ほどで移動できるようになったそうです。 空港へのアクセスや搭乗待ち時間などを考えると、飛行機の代わりとして十分通用すると思います。
 ただし今まで通りAlaris号もEuromed号も走っていますので、バレンシア駅を見たいとか地中海を眺めたいとかで、私と同じ乗り継ぎでマドリッド〜バレンシア〜バルセロナと辿ることもできます。 念のため。

 
 
 
 
4日目その1
 マドリッド駅・Alaris号
4日目その2
 バレンシア駅・Euromed号

 
 
 
 
 
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