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8.ドイツとアルプス越え |
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8時ごろチェックアウトして、粉雪が舞う中、駅前に停めてある電車の写真を撮りながら駅へ。 右下の写真の赤い車両の後ろに写っている青い建物が、泊まったABCホテルです。
駅の売店でベルニナ急行の絵はがきとガイドブック(探してみたら日本語版あり)を購入。 スイスフランには両替してなかったので、「ユーロOK?」と確認し、あわせて16スイスフランのところ、15.00Euro出してみました。 6.10スイスフランのお釣り。 ちなみに1Euro=約130円、1スイスフラン=約90円です。 今回の私のようにスイスを通り抜けるだけなら、お釣りはスイスフランですがユーロも使えますので、わざわざスイスフランに両替していく必要はなさそうです。 そのクール駅ですが、地下通路やスロープを備えたバリアフリー化工事の最中のようでした。 地下通路には日本のコンビニぐらいの売店があり、買い物ができます。 |
クール駅 | 駅前に停めてあった車両 | 車両とホテル |
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クールからティラノまでは150km弱ですが、4時間以上かかります。 それはタイトルにあるとおり、アルプスの峰を越えるからです。 出発地であるスイスのクールは標高584m、そこからひたすら登り、最高地点では2253mにも達します(ちなみに富士山5合目が標高2305m)。
特殊な線路を使った鉄道やケーブルカーでない普通の鉄道としては、ヨーロッパで一番標高の高いところを走る鉄道だそうです。 春から秋にかけての観光シーズンには、車窓から氷河が見られるといいます。 この区間はスイス国鉄の線路ではなく、RhB(Rhatische Bahn)という私鉄の線路です。 また線路と線路の間隔(軌間)は1000mmで、スイス国鉄の1435mmとは異なり、乗り入れできないようになっています。 ただしユーレイルパスなどの鉄道パスは、スイス国鉄同様に使うことができます。 |
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出発列車モニターで発車番線を確認し、いざホームへ。 写真で見たとおりのパノラマカーが連結された10両ほどの列車が停まっていました。 中程には青い食堂車まで連結されていました。 1等パノラマカーが1両、2等パノラマカーが2両、普通の1等車と食堂車が各1両と2等車が3両、あとは荷物車とそれらを引っ張る機関車いう編成でした。 1号車の1等パノラマカーに乗り込み、時刻通り出発しました。 |
1等パノラマカー | 食堂車 | 列車名の札 |
パノラマカーというだけあって、ガラス窓が屋根の方まで湾曲していて、季節や天気がよければ、スイスアルプスの大パノラマが見られたことでしょう。 その窓には電動カーテンが付いていて、真夏のまぶしさを遮ってくれそうです。 また座席は革張りで、適度に硬くて座り心地がよかったです。 暖房も十分効いていて、車外は氷点下でも、上着が要らないほどです。
ただし窓は開きません。 写真を撮るなどで窓を開けたければ、普通列車に乗った方がいいと思います。 |
パノラマカー車内 | 革張りの座席 | 雪だらけの車窓 |
出発駅クールでは積雪はなかったものの、進むにつれて一面の銀世界。私にとっての今年の初雪でした。車窓をカシャカシャ撮っていたのですが、あるところで後ろに座っていたおじさんが写真を撮るポーズで指差しました。カメラを構えて待っていると、すぐに有名な橋が現れました。振り返って「サンキュー」と言っておいたら、その後もループや石橋の前で何回か教えてくれました。 |
機関車に引かれた列車
(有名な石のアーチ橋) |
電車に引かれた列車
(アルプスを越えた後) |
このベルニナ急行という列車は、春から秋にかけてはパノラマカーだけの全車指定席の列車で、食堂車は連結されていません。 しかし冬季は観光客が少なくなるためか、普通列車(食堂車が連結されている)にパノラマカーを連結して、ベルニナ急行として走らせているようです。
ただし食堂車を含む普通列車は、途中のSamedamで切り離されてSt.Moritzに向かいます。 Samedamから2駅だけ機関車と客車に引っ張られて、またPontresinaで切り離されます。 そして今度はSt.Moritzから来た電車に引っ張られてアルプス越えをします。
クールからSamedamまでは、さっき走った線路を真下に眺めながら、グルグル回りながら山を登っていきます。 切り離し連結を繰り返したSamedamやPontresinaあたりの標高は1700mほど。 この先がアルプス越えのようで、標高2253mまで、ゆっくりながらグイグイ登っていきます。 これだけ寒そうなところなら氷河もあるよなと思いつつ、積雪と吹雪で氷河だか何だかわからず。 後はつづら折りをひたすら下るだけ。 スピードが出すぎないようになのか、スピードは登りにも増してゆっくり。 クール駅で買ったガイドブックを眺めていると、有名なループの石橋の説明があり、駅から近そうな書かれ方。 次の電車まで1時間20分ほどで、ミラノへの接続列車は一緒だったので、降りて写真を撮ることに。 |
さっき走った線路が真下に | 雪の中をグイグイ登ります | アルプス山中の駅舎 |
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