8.ドイツとアルプス越え
4日目 「ミラノ見物」
2003.12.16 (その3)

 
 
 
 
 
 イタリアからスイスを通ってドイツに戻るとほとんど1日かかってしまうので、寝台列車に乗って寝ている間に移動することにしました。
 市内観光から19時ごろ中央駅に戻り、ホテルから荷物を引き取って、駅前のマクドナルドで時間潰し。 ミラノ中央駅の構内には、座れる飲食店がほとんどないので、駅前に2軒あるマクドナルドは便利でした。

 
 
 
 
 
ナハトツーク(夜行列車)

 
移動地図  ナハトツーク(Nacht Zug)とは、ドイツ国鉄が運行する夜行列車で、ドイツ国内を発着するものと、イタリアやフランス、オーストリアなどの隣国まで足を伸ばす国際列車があります。 このうち今回乗ったのは、イタリア・ミラノとドイツ・ドルトムントを結ぶ列車で、途中のケルンまで移動します。

 駅の大きな発着時刻表で「ドルトムント行き21:25発」を探すと7番線とのことで、7番線にドルトムント行き急行21:25発と書いて表示されていました。 客車の扉にも「ミラノ中央駅〜ドルトムント中央駅」と書いてあります。

ミラノ駅の発着時刻表 ホームの行き先表示 列車の行き先札
ミラノ駅の発着時刻表 ホームの行き先表示 列車の行き先表示
 
 30分前に駅に着いたところ、すでに停まっていたので写真を撮りました。 発着国のイタリア・ドイツと通過するスイスの各国鉄の車両を寄せ集めてつないであるので、統一感は全くないです。 列車は十数両の編成で、1等寝台車(3段ベッドが1つの個室が並んでいる)、2等寝台車(2段または3段ベッドが2つ並んでいるコンパートメント)、6人コンパートメント室の座席車と、2人がけ座席が2列並んでいる普通の座席車など様々。
ドイツ国鉄の客車 イタリア国鉄の客車 スイス国鉄の客車
ドイツ国鉄の客車 イタリア国鉄の客車 スイス国鉄の客車
 
 私が乗った1等寝台車は、車内は少々古めかしい木目調で、3段ベッドが収納されていました。 1人で使うときは下段の座席部分をたたんで、壁からベッドを引き出します。 2人または3人で使うときは、上段のベッドも引き出すようです。 ちなみに1人で使うと135.00Euro、2人で使うと1人あたり60.00Euro、3人だと40.00Euroのようです(2003年12月現在)。 4人または6人の2等寝台車は、もっと安いですが、知らない人と相部屋になります。
 また1等寝台車のトイレには、シャワーも付いていました。 朝トイレに行ったらビシャビシャになっていたので、使っている人がいるんでしょうね。
木目調の車内 1等寝台個室 座席車コンパートメント シャワー
木目調の車内 1等寝台個室 座席車コンパートメント シャワー
 
 チケットとパスポート(スイス通過は車掌が代行)を車掌に預けて、ビールを1缶飲んで、寝入りました。

 翌朝、車内を少し探索しましたが、個室でない真っ暗の座席車が現れたので、そこで打ち切り。 ケルン到着後に外から見たら、シティーナイトラン(国内の豪華寝台列車)の車両だったので、どこかで連結したのでしょう。
 部屋に戻ると、前夜の検札のときに指定した8時になっていたので、車掌が外でノックしてました。 パスポートと鉄道パスを返してもらい、ベッドをイスに直してもらうと、コーヒーとパンが運ばれてきました。 車掌が何両に一人いるのかわかりませんが、みな車掌がやってくれます。 朝食後、時刻表で今日の行程を考えていると、街らしき雰囲気になってきたので、慌てて荷作りをして、ケルン到着。 車掌にせかされながら降りました。 ちなみにケルン中央駅は、珍しく行き止まりホームではない駅でした。

旅のお供 朝食
旅のお供 朝食
 

 
 
 
 
 
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